「泉州古城」は、2021年に「宋元中国の世界海洋商業貿易センター」として世界文化遺産の一つに登録された福建省泉州市の中心部に位置し、独特な文化的影響力を誇り、多くの世界遺産スポットと文化財保護単位が軒を連ね、他にはない輝きを放っている。
このような同地における春節(旧正月、2月10日)にはどのような独特な風習を受け継ぐ場所があるのだろうか?
☆天后宮や媽祖宮で米亀を触る
毎年春節の時期になると、天后宮や霞洲媽祖宮には、米が入った赤い袋を積み重ねて作り上げた重さ数十トンの「亀」(今年は天后宮が29トン、霞洲媽祖宮が24.9トン)が飾られる。
そして、春節当日になると、その亀にかけられていた赤い布が外され、天后宮や媽祖宮にお参りに来た人は、頭からしっぽまで軽く触り、幸運を祈る。
旧暦の1月15日を過ぎると、「亀」を作るために使用されていた米は、清掃員やコミュニティにおいて支援を必要とする人々に配られる。
☆后城で今年の運気を「聞く」
后城は、泉州古城の関帝廟の裏にある通りの名前で、関羽を祀る廟で、信義や義侠心に厚い武将として名高い関羽は、泉州の人々にとって大事な信仰の対象だ。
春節期間中、新年の運気を占いたい人は、后城に来て、好きな民家を選び、その玄関の外や窓の下で、願い事を思い浮かべながら、誠実な心で一番初めに聞こえる声に耳を澄ます。
もし聞こえて来た声が、「良い」を意味する「好」ならば、その人の願い事はかなりの確率で叶うことになると信じられている。
反対に「良くない」を意味する「不好」ならば、その人は願い事を変えたほうがいいとされている。
☆天公観で邪気を祓い、福を招く
毎年春節の頃になると、天公観(別名・元妙観)では、新年に邪気を祓い、福を招く必要がある幾つかの干支が発表される。
その干支の人は旧暦1月中に、天公観をお参りし、福を祈願する必要があるとされている。

関連記事