北京市には、羊の背骨を煮込んだ火鍋料理の「羊蝎子」のレストランが100軒以上あり、西二旗にあるレストラン「亮健容天老北京羊蝎子火鍋」に最近、客が殺到している。
多くの客が「何時間並んでもいいから、絶対に中に入りたい」と口を揃える理由は、「ここは英雄のレストランだから」だ。
レストランのオーナーだったluan留偉さん(41)は、8月10日、娘を連れて河北省固安県地域の永定河に遊びに行っていた。
溺れていた子供3人を助けた後、一緒に溺れていた大人を助けるため、再び水の中に入っていったが、体力尽きて、帰らぬ人となってしまった。
同月21日、luanさんは故郷の山東省泰安市寧陽県にある烈士陵園に埋葬され、「新時代の寧陽の模範」」という称号を授与された。
☆「英雄」のレストランに客が殺到
luanさんが子供を助けた後、亡くなったというニュースはネット上で拡散され、生前経営していた火鍋レストランには客が殺到し、100平方メートルの店内は常に満席になっている。
忙しそうに働く店員は、話をする暇すらなく、「すみません、席です」と言うのがやっとという状態だ。
北京市の亦荘に住む男性・馬さんは取材に対し、「最近、ショート動画でluanさんのことを知り、友達と一緒に車で1時間以上かけてきた」と話すと、友人は「英雄は私たちがリスペクトすべき存在だ。
ほとんどの人は、火鍋を食べるためではなく、敬意を表すために来ている」とした。
デリバリープラットホームでは、このレストランで注文する際、配達員への「配送指示」に「火鍋レストランに現金200元(1元は約20.2円)を渡してほしい」と書き込む客もいたという。
周辺の住民は取材に対して、「火鍋レストランは、今年4月ごろに開店した。
開業以来、客の入りもよく、オーナーのluanさんはいつもニコニコしていて、客にとても親切に対応、食材もとても新鮮だ。
オーナーが子供たちを助けて亡くなってしまったことを知り、皆とても心を動かされた」とした。

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