夜のとばりが下り、街の明かりが灯り始める午後6時40分、北宋の首都として栄えた河南省開封市では、鼓楼の夜市に出店する屋台の店主たちがあちらこちらからやって来て、鼓楼広場の東西南北に集まり、順序よく中に入っていった。
5分も経たないうちに、全ての屋台が指定場所に収まり、準備万端が整い、食事客がやってくるのを静かに待つ。
開封市民のナイトライフはこうして幕を開ける。
開封市の鼓楼夜市に身を置くと、「熱黄men魚(魚のとろ火煮込み)!」や、「麻辣羊蹄(羊の足のスパイシー煮込み)と五香羊蹄(羊の足の五香煮込み)!」、「炒涼粉(板状に切った涼粉の炒め物)!」など、屋台から響く掛け声や、食事客らが飲み食いする賑やかな音、街を往来する車の音などが聞こえてくる。
この街は、庶民の活気あふれる雰囲気に包まれていった。

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