トランクルームのような巨大な黄色いボックスが11月28日、上海市陸家嘴銀城路の街頭に出現した。
黒と黄色のストライプ模様で輪郭を縁取られ、上のほうには「寝ちゃった?ごめん、私…すごく元気」と書かれたボックスに、多くの市民が足を止めていた。
「明暗交響曲」と名付けられた癒し系ブラインドボックスで、憂鬱、焦り・不安などの精神的症状に的を絞った都市の人々のためのストレス発散スペースである。
同日昼、多くの若者が好奇心にかられてこの「ブラインドボックス」を体験していた。

ボックスの内部は、床一面に敷き詰められた干し草の上に毛皮風のラグマットが敷かれ、小さなテーブルにレトロなランプとオレンジが二箱置いてあり、オレンジは自由に食べることができる。
ドアを閉めると、真っ暗な空間と藁の香りが郊外の夜のような雰囲気へと誘う。
耳元に流れてくる音楽とともに、カエルの合唱を聞き、天井に映し出される星空の画像を見ていると、都市の喧噪を離れ、静かな大自然の中にいるような感覚になる。
癒し系ブラインドボックスは、都市で働く人々にストレス緩和体験を届けることを目的としているという。
18平方メートルのスペースに48個設置されたスピーカーから流れる音楽は、多くの音楽家やミキサーらが心を込めて制作した作品だ。
一部の音源は、自然の音を収録し、音響効果を使って後から合成させたものもある。
ボックス内の3D音声とレイアウト、照明効果が相まって、体験者はまるでその場に身を置き、さらには別の空間に移動したような感覚を味わうことができ、ヒーリングとストレス緩和の効果が得られるという。
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