5月18日は、国際博物館の日である。
甘粛省敦煌の仏教遺跡・莫高窟にある壁画は、世界にあるどの遺跡の壁画よりも、数が多く、その内容もバラエティーに富んでいる。
時を経て、色合いや鮮やかさこそ失われつつあるものの、依然として現代の人々が探ることのできる宝がたくさん詰まっている。
「国際博物館の日」というこの特別な日に、莫高窟の壁画をじっくりと眺め、ユニークな要素の数々をここで紹介していこう。
莫高窟の壁画の花といえば、何といっても「飛天」で、霊芝雲に乗って天空を自由に飛翔する仙女の絵から、古代の人々が想像していたロマンチックな天の世界の様子をうかがい知ることができる。
インドの仏教の神と、中国の道教の神仙が融合している莫高窟の壁画には、中国文化の特色となっている「飛天」が数多く描かれている。
莫高窟の壁画には、横向きや縦向きで飛ぶ飛天のほか、楽器を演奏しながら飛んでいる飛天も描かれている。
壁画にはたくさんのかわいい動物も描かれており、山羊に小鹿 、笑顔を浮かべるライオンにご機嫌な馬、白鳥にまるまると太った魚まで描かれている。
莫高窟の壁画をパッと見すると、ごちゃごちゃと絵が一面に広がっているように見えるが、じっくり見てみると、細かな所まで丁寧に描かれている。
5000年もの間、受け継がれてきたこれらの壁画は、歴史の長久なさまを意味する「源遠流長」という言葉で表すのがピッタリだ。
長い歴史の証は、広大な大地の無数の文化財や古跡に散らばっている。
全ては、受け継がれ続けてきた輝かしい文明であり、積み重ねられ続けてきた歴史であり、文化だ。
古代の人々が形作ってきた歴史や文化を我々は、受け継いでいかねばならない。

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