中国科学院深海科学・工学研究所の情報によると、同研究所の張海浜研究員のチーム及びその協力者が南中国海と北西太平洋の海域で、複数のクモヒトデの新種と新記録種を発見した。
クモヒトデは、棘皮動物の中で最も種類が豊富で、約2100種が知られ、全世界の海洋に広く分布し、大半が海底に生息し、サンゴや海綿に付着するものもあり、海底生物の主な生態群の一つだ。
深海は浅海と比べ、サンプル採取や観測技術の制限があるため、深海種への認識が現在も非常に限定的で、深海生物の多様性水準の評価に深刻な影響を及ぼしている。
研究チームは、2016年~2021年に有人深海潜水船「深海勇士」号を通して、南中国海や北西太平洋などの海域で集めたクモヒトデのサンプルの形態学・分子系統学的研究を行い、4目、7科、15属の計36種のクモヒトデを見分けた。
7種は新種で、研究者はその記述・命名を行った(2新種は深海勇士号の名で命名)、15種は南中国海または北西太平洋の海域で初めて発見されたものだ(新記録種)。
結果は、南中国海と北西太平洋のクモヒトデの生物多様性への理解を深めるための重要なデータを提供した。

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