吉林大学が、今月23日に発表した情報によると、科学研究者は月探査機「嫦娥5号」が採取した月の土壌(No. CE5Z0806YJYX004)の観察と分析により、初めて自然に形成された少層グラフェンを発見した。
この発見は、月の地質活動及び変化の歴史と、月の環境的特徴を認識する上で、新たな見解を提供した。
推算によると、星間炭素総量の約1.9%がグラフェンの形式で存在しており、その形態と性質は特定の形成過程によって決まる。
そのため天然のグラフェンは星の地質の変化及び月の現地資源利用に重要な参考材料を提供できる。
科学研究チームは、月の土壌の見本の炭素含有量が多い部分のラマンスペクトルを集め、その黒鉛質炭素の結晶の質量が大きいことを確認した。
科学研究者は、月の土壌の見本に存在する炭素の部分には鉄化合物が含まれるが、これはグラフェンの形成と密接に関わるとの見方を示した。
科学研究チームは走査電子顕微鏡イメージングや透過電子顕微鏡イメージングなどの各種特性評価手法の総合的な活用と、試験結果の各方面の厳しい対比と分析により、月の土壌の見本から検出された黒鉛質炭素が少層グラフェンであることを証明した。
科学研究チームは、少層グラフェンと黒鉛質炭素の形成は、太陽風と月早期の火山噴火が誘導した鉱物触媒過程による可能性があると指摘した。

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