インド・ニューデリーで開かれている第46回国連教育科学文化機関世界遺産委員会は、現地時間の今月26日に、無事審査を通過した「中国の巴丹吉林砂漠-砂の塔と湖群」と「中国黄海=渤海沿岸の渡り鳥保護区群(第2段階)」を「世界遺産リスト」に登録することを決定した。
中国の世界自然遺産は15件、複合遺産は4件となり、世界自然遺産の数は世界最多をキープしている。
阿拉善高原に位置する巴丹吉林砂漠は、中国西北地域の乾燥が非常に厳しい温帯砂漠地帯にあり、中国で3番目に広い砂漠、2番目に広い流動する砂漠となっている。
同地域は、起伏が激しい砂丘が延々と続き、間には湖がたくさん点在していることで知られ、地質や地形が絶え間なく変化する砂漠の景観が広がっており、圧巻の景色に肩を並べることができる砂漠は世界的に見ても少ない。
中国黄海=渤海沿岸の渡り鳥の生息地は、世界最大の潮間帯湿地で、東アジア・オーストラリア地域フライウェイ(EAAFP)において重要な生息地となっている。
EAAFPは、シベリア–アラスカから、東南アジアと南アジアを経由し、オセアニアまで、22 ヶ国をまたがる渡り性水鳥の渡りルートで、世界において鳥類の多様性が最も豊富で、絶滅危惧種の割合が最も高い。
そして、数千万羽の水鳥に不可欠な繁殖地や中継地、越冬地を提供している。
「中国黄海=渤海沿岸の渡り鳥保護区群」の第1段階は2019年に、「世界遺産リスト」に登録された。
世界遺産委員会は今回の会議において、推薦のあった上海市の崇明東灘、山東省東営市の黄河河口、河北省滄州市の南大港、遼寧省大連市の蛇島-老鉄山、遼寧省丹東市の鴨緑江の河口など5ヶ所を追加する形で、第1段階の範囲に組み込む調整を発表した。

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