祝祭日でも日常生活でも、餃子は人々の食卓によく並ぶメニューだ。
二十四節気の立冬を迎えた時にも、餃子を食べるという。
「我家冬至だけど……」といぶかしむ人もいれば、「うちでは祝祭日には必ず」という人もいる。
◎餃子を食べるのは一体いつなのか
立冬に餃子を食べるのはなぜか。
「餃子の中国語の発音は『交子』と同じで、『子の刻に年が交代する』という寓意がある。
つまり、立冬は秋から冬へと季節が交代する、だから餃子を食べる」という説がある。
多くの人の耳になじんだ「立冬に餃子を食べないと、耳が凍ってしまっても誰も助けてくれない」という俗諺がある。
その一方で、餃子を食べるのが「冬至」に変わり、「冬至に餃子を食べないと、耳が凍ってしまっても誰も助けてくれない」という言い方もある。
2つの俗諺で餃子を食べる時は一致しないが、原因はほとんど同じで、水餃子の形が耳に似ていることから、餃子を食べれば冬でも耳が凍らない、とされている。
人々の飲食という視点から考えると、「冬至に餃子を食べる」習慣は一般的なものだ。
北京大学中国語学部の王娟教授は、「立冬は時間の概念であり、餃子を食べるのはお祝いではない。
人々に冬が来たから冬を迎える準備を始めるよう注意喚起するという意味合いがより強い」と説明した。
王氏によると、「餃子を食べる」のが冬至なのか立冬なのか、決まったルールはなく、地域ごとに風俗習慣も異なる。
冬至に食べるところもあれば、立冬に食べるところもあるという。
秋に収穫し冬は蓄えると言い方があるように、冬は豊作の喜びを共有し、体を休め、
力を蓄える時期だ。
飲食の風俗習慣と人々の季節や時間に対する感覚には関連があり、食べるのが餃子でもワンタンでも湯圓(もち米粉で餡を包み茹でた団子)でも、自然や季節に合わせた行動と言える。
立冬に餃子を食べることには、健康増進という意味もある。
物質的に豊かでなかった古代には、冬になると食物が徐々に乏しくなるので、人々は十分なエネルギーを取るために、栄養のあるものを多く食べるようにしていた。
「進補(栄養補給)」の習慣はこうして生まれた。

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