長江上流域文明の中心とされる四川省広漢市の「三星堆遺跡」の新たな考古学発見が、今月9日に発表された。
人の顔の大きさほどの金の仮面や美しい神樹紋の玉琮、非常に珍しい、跪いて右を向いている青銅人像、光り輝く金樹葉など、大量の文化財が再び発見された。
出土した文化財の中でも、特に目玉となっているのは、完全な形の金の仮面だ。
過去に発見された金の仮面は一部が欠けており、今回発見された金の仮面は、極めて完全に近く、非常に丁寧に仕上げられており、数千年経った今も燦然と輝いている。
専門家は、仮面は、青銅の人頭像に装着されていたのではないかと見ている。
玉琮は、祭祀用に使われた玉器で、外形は方柱状で、長軸方向に円形の穴が貫通している。
長江下流の良渚文化が起源で、今回出土した玉琮には、「通天神樹」がはっきりと描かれており、数千年前の三星堆の先住民が、アクセスが不便な状況下で、はるか遠くにある文明と交流を証明しているほか、中華文明が多元化し、他の文明と一体化、さらに互いに融合しながら発展してきたことを物語っている。
今回出土の跪いて右を向いている青銅人像は非常に珍しい文化財で、精巧なつくりで、表情も丁寧に表現され、人体比率や筋肉もリアルに作られている。
頭髪は高く上に立ち上がったような形をしており、両手は大きく誇張され、写実主義とロマンチックなイメージが詰まった一品となっている。

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