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中国古代の人々は、奇数は縁起のよい「陽」の数とし、「陽数」である9が重なる9月9日を重陽節(旧暦9月9日、今年は10月23日)とした。
「九九」と「久久」が同じ発音であるため、「長寿」を祝い、邪気を払い「長寿」を願う思いが、込められている。
伝統的な祝祭日である「重陽節」は、漢の時代の長安に起源を発し、唐時代に正式に祝祭日となった。

☆「重陽節」に菊花酒を飲むのはなぜ?
昔の人々は、「重陽節」に菊花酒を飲むと、寿命を延ばすことができると考えたほか、親戚や友人への贈り物としていた。

秋が深まる頃である旧暦9月頃は、草木が緑から黄色に変わる季節だ。
菊の花が美しく咲き誇る様子は、万物が冬に向かって命が尽きていく中で、命を延ばそうとするかのように見える。
菊は「延年客」、「延寿客」とも呼ばれ、「重陽節」に長寿を祝う漢詩に度々登場している。

☆「重陽節」に高い所に登って遠くを眺めるのはなぜ?
「重陽節」の日に、高い所に登り、遠くを眺めるのは、災難を払う風習に端を発している。
秋が深まり、肌寒くなっている「重陽節」の頃は、秋の収穫も終わっている。
室内で過ごすことが多くなる冬がもうすぐ到来するため、人々は高い場所に登って、大自然と別れを告げようという思いも込められ、深い自然の哲理と人生の哲理がそこにある。

家族が住む生まれ故郷を離れて生活している人にとっては、高い所に登り、遠くを眺めると、郷愁が呼び起こされるものだ。
唐の時代の詩人・王維は、「九月九日憶山東兄弟」の中で、「独り異郷に在りて異客と為る、佳節に逢う毎に倍親を思う」と詠み、この漢詩は1000年以上経った今日に至るまで伝え続けられてきた。

重陽節の日に高い所に登ることには、時間や空間という視点から、災難を払うという信仰で、生まれ故郷や家族を思う人々の気持ちが込められている。
「高」は「高寿(長寿)」とも関係があるほか、「九」と「久」は同じ発音で、どちらにも長寿を祈る気持ちが込められている。

z9f8603f36760ba051322561fba5dd18b 10月23日は「重陽節」 漢の時代の長安に起源

運営から一言…
中国版敬老の日といったところでしょうか
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