標高4700 m以上の納木錯(ナムツォ)湖中央部で、7月12日午後6時35分、多国籍合同科学調査隊がたゆまぬ努力を経て、湖底の深さ402.2 mの地点で湖沼コアの掘削に成功した。
青蔵高原の大型湖の掘削で深さ400mの突破に成功したのは初めてで、2020年の納木錯湖沼掘削の153.44mの最深掘削記録を更新した。
納木錯湖沼科学調査の責任者の一人で、中国科学院青蔵高原研究所研究員の王君波氏は、「湖沼コアを通して実施される異なる時間スケールでの古代気候の再構築研究により、過去の気候環境状況への理解を深められる。
今回の湖沼掘削は、青蔵高原の過去100万年にわたる気候環境変化の研究に新たな科学的根拠を提供する」と述べた。
納木錯は青蔵高原の中心地に位置する中国全土で容積が最大の湖であり、世界で面積が1000平方kmを超える湖のうち標高が最も高い湖でもある。
納木錯は閉鎖湖で、湖水は湖盆から流出せず、流域全体で最も低い所に位置する。
そのため流域内の岩石、土壌、植生、河川、人類活動などの情報の集積地で、重要な科学研究の意義を持つ。

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