西蔵自治区山南(ロカ)国境管理支隊色辺境派出所に今月23日夕方、手編みのマフラーが入った小包が届いた。
一緒に入っていたカードには「最も素敵な方々に敬意を込めて」と書かれていた。
小包を送ったのは河南省安陽市竜泉鎮西洪溝村に住む80代の夫婦・趙中福さんと張娥梅さんで、マフラーは二人の手編みである。
ある時、ロカ辺境管理支隊色辺境派出所の警察官は長期間にわたって、標高が高い場所で低酸素と戦いながら、寒さが厳しく雪が積もる国境地帯の防衛に当たり、その安全と安定を守っているというニュースを偶然目にした二人はとても感動し、その警察官たちにマフラーを送ることを決めたのだという。
約20日かけて、マフラー10本を編むと、5000キロ離れたチベット自治区の派出所に郵送した。
警察官の蔡国偉さんは、二人から送られてきたマフラーを受け取った時のことについて、「すぐに首に巻きつけた」と振り返り、「冬の平均気温は、氷点下15度近いという環境で、体が暖かくなっただけでなく、心まで暖かくなった。
二人には本当に感謝している。
二人がずっと健康であることを祈っている」と語る。
共産党員でもある趙さんは今年86歳、党歴はなんと62年にもなる。
2008年以降は農作業ができなくなり、妻の張さんと一緒に手編みのマフラーを作ることに専念しているのだという。
二人はここ十数年でマフラー約2万本を編み、編み機6台が壊れてしまったという。
マフラーは、中国の貧しい山地にある小学校や国境のある9省(区)に送り、現地の経済的に困難な学生や国境を防衛している人たちに、温かい愛を送り届け続けている。

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