上海のネットユーザーが最近、陝西省藍田県焦岱鎮で開かれている定期市で買い求めた腰掛けの画像をアップした。
形状がとても独得な雰囲気を醸し出していたことから、ネットユーザーの間でたちまち注目を集めた。
藍田県に住む職人の李学員さんの手にかかると、何でもない木が、形や模様をうまく活かした動物のような腰掛けに変身してしまう。
李さんの家に行くと、庭にはユニークな形の木がたくさん置かれていた。
李さんは、「木材を真ん中で割ると、腰掛け2つ分の木材ができ、木から伸びている枝はちょうど腰掛けの足になる。
最近、『不格好な腰掛け』の注文が殺到しており、8月まで予約でいっぱいになっている」と話す。
木と木を接合することなく、木の元々の形を活用しており、座面から伸びている木の枝は動物の角にデザインしている。
腰掛けの足がやや端に寄っている場合は、頭部をより突出させるようにデザインすることで、バランスを取っている。
「不格好な腰掛け」は、サイズが長さ約1メートル、重さ5キロほどの大きなものもあれば、長さ30センチほどで、指2本で持ち上げられることができるほどの小さなものもある。
李さんは、「材料は、農家にとっては平凡極まりない松や桃の木。
そんな何でもない木でも、ここでは『宝物』になる」と話す。
座面にデザインされているウロコのような模様や鋭い目つきの動物の顔は、見る人によってその印象は異なるが、李さんは、「何か特定の動物というわけではなく、何に見えるかは見る人次第という。
イメージは子供の頃に年配者から聞いた伝説を基にしている。
腰掛け一つを作り上げるのに2日から3日ほどかかるが、デザインにはそれ以上の時間を必要とする」と説明する。
「不格好な腰掛け」は売れ行き絶好調となっているが、李さんは自分のペースを崩さず、納品のために、急いで作って質を落とすことはしていない。
「他の地域に住む人がオンラインで注文してくれているケースが多く、実際に会ったこともないが、前払いしてくれるので、質を落とすことはできない」と李さん話す。
藍田県焦岱鎮党委員会の耿紅波書記は、「この地を訪れる観光客が増えるにつれて、当鎮の定期市のたくさんの『宝』が日の目を見るようになっている。
例えば、鍛冶職人が制作した工芸品や各種ご当地グルメなどだ」と話す。
「不格好な腰掛け」がネット上で大人気となったことは、県域での商業活動の活力と消費市場のポテンシャルを反映していると言えるだろう。

関連記事