西蔵自治区の拉薩市、山南市、林芝市を繋ぐ、同自治区初の電化路線「拉林鉄道」が今月25日、開通一周年を迎えた。
中国国家鉄路集団有限公司の発表によると、同鉄道のこの一年間の利用者は延べ113万7000人に、輸送された貨物は4万7800トンに達した。
同鉄道の開通により、沿線住民の外出がさらに便利になった。
同自治区那曲市安多県から来た13歳の第第くんは、同日、初めて高速列車「高原復興号」に乗って、拉薩市から「雪域の江南」と呼ばれる林芝市に向かい、「背もたれの角度を調整できる高速列車の座席が好きだ。
林芝市に近づくほど、景色もきれいになっていく。
車窓からは、雅魯蔵布江や高山、峡谷、森林、ハダカムギ畑を一望することができ、羌塘草原の景色とは全然違う」と気分を高揚させていた。
山南駅から娘を連れ、バター茶を持参して列車に乗った平措さんは、取材に対して、「今回は、週末の近場旅行を兼ねて加査県の親戚に会いに行く。
拉薩・林芝鉄道が開通してからは、高速列車が外出する際に利用する交通機関としての選択肢トップになっている」と話した。
平措さんは、「山南駅から加査駅までを例にすると、二等席の料金は26元(1元は約20円)で、所要時間は40分程度。
車で行くと、雅魯蔵布江沿いを進まなければならず、その多くは断崖絶壁に面しているため、危険が少なくない。
高速列車なら快適で、安全で、とても便利」と話す。
拉薩‐林芝間の高速列車は一日に4本、直通の特急列車は2本運行されている。
また日喀則と林芝間の高速列車は一日に2本運行されている。
2021年6月25日に高原復興号が導入されて以降、ラサ‐日喀則区間の利用者は延べ96万4400人に達した。
貨物輸送の面を見てみると、林芝地方の特産品が、拉薩・林芝鉄道を通して、各地に次々と輸送され、他の省・区の建材、食糧、食品といった各種生産・生活物資も、西蔵自治区に次々運び込まれている。

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