今月4日、頭は竜で、鼻は豚のような形をした「猪鼻竜頭柱状器」が発掘された四川省広漢市の三星堆遺跡にある祭祀区8号坑内で、考古学者が「銅尊器盖」を発掘していた際、4つの翼がある小神獣を発見した。
翼のある神獣が三星堆で発見されるのは初めてとなる。
考古学者が8号坑の中央付近で発見したこの器物は、「透かし彫り立獣器盖」と暫定的に命名された。
上にあった銅罍の発掘作業が終わり、「透かし彫り立獣器盖」の全容が明らかになった。
手のひらほどの大きさの青銅製の人が蓋の部分の上で逆立ちしており、両手で蓋の部分をしっかりと支えている。
透かし彫り花紋から上に広がっている台には小神獣が立っており、その肩と臀部から翼4つが生えている。
北京大学考古文博学院の准教授で、8号坑の責任者である趙昊氏は、「神獣の背中にはもう一つ何かがある。
今のところ神樹の模型ではないかと見ている。
樹の根の部分は既に現れてきている」と説明する。
「透かし彫り立獣器盖」の頭部は滑らかな形で、虎に似て、鋭い歯が生えており、三星堆遺跡で発見された他の神獣の頭部の形や口、鼻の形とは異なっている。
8号坑からは、翼が透かし彫りの青銅鳥も見つかり、青銅神樹の青銅鳥の形とは異なっており、三星堆でこれまでに発見された唯一の翼が透かし彫りの青銅鳥となっている。
三星堆8号坑の発掘は、終盤に差し掛かり、9月末から10月初めには発掘作業が終わる予定で、発掘作業終了後は、室内での整理と修復作業が行われる。

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