冬になり、「中国のレモンの里」と呼ばれる四川省資陽市の安岳県に行くと、「レモンタイム」に突入したような気分になる。
加工工場や包装工場では、さわやかなレモンの香りが漂い、流れ作業が行われている生産ラインでは、黄色のレモンが次々と流れてきて、箱詰めされたトラックに積み込まれて出荷、フィリピンやタイ、ベトナムなど30ヶ国・地域以上に輸出されていく。
資陽市安岳県のレモンの輸出総額は、 2023年、1億2800万元(1元は約21.5円)に達し、四川省で初めて、輸出総額が1億元を超えた果物となった。
今年1~11月期、額は、前年同期比120.5%増の1億6000万元に達した。
安岳県商務・経済合作局の彭涛局長は、「今年の安岳のレモンの輸出総額は四川省から輸出される果物の中でトップ、その規模は中国でトップとなっている」とした。
安岳県が今年10月に開催した「第5回世界レモン産業発展カンファレンス」では、ロシアやシンガポール、カザフスタンなどの国のクライアントが商談を行い、最終的に、現地企業は18万トン以上分の注文を手にした。
世界に輸出するためには、高い品質を確保しなければならない。
輸入レモンは、国によって様々な基準が設けられている。
フランスには、700以上の検査項目があり、日本には900以上の検査項目があるが、安岳のレモンはいずれも初回申請でこれらの基準をクリアした。
2020年、「安岳のレモン」は、中国と欧州連合(EU)の地理的表示保護・協力リストに組み込まれた。

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